ゆく年くる年

2008年は、スポーツ界に不況の風が吹き荒れた1年となりました。
ホンダのF1撤退やスバルのWRC撤退、アイスホッケー西武の廃部、Xリーグのオンワードが今季限りで解散・・・個人的に最もショッキングだったのは、WNBAヒューストン・コメッツの解散が決まったこと。コメッツといえば、シンシア・クーパーを擁して一時代を築いた初代チャンピオンチームです。
『いつまでも　あると思うな　チームとリーグ』
という厳しい現実を改めて突きつけられたように思います。
少し古い話になりますが、かつての不況によりJBLからは多くの名門チームが姿を消しました。熊谷組や住友金属、三井生命、ジャパンエナジー、NKK、いすゞ、ボッシュ等々。中でも最も強烈なインパクトを与えたのは、やはりいすゞでした。『不況でも、勝ち続ける限りチームは無くならない』という最後の頼みの綱を断ち切られたからです。そして、どうも昨今の社会情勢があの頃に近づいているように思えてなりません。
以前は、フロントや選手がどんなに頑張っても母体会社の業績が悪ければ廃部になっていました。しかし、bjリーグは自分たちの努力で会社を存続させられるように各チームを株式会社にしています。このため、そう簡単には無くならないとは思いますが、絶対に無くならないという保証はありません。今一度、bjリーグとキングスが存在することに感謝しつつ、また来年1月3日から会場に足を運ぼうと思います。
今年も1年間ありがとうございました。
よいお年を。
来年の大晦日は、もう少し明るい話題を書けるといいな(笑)