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【所感】琉球ゴールデンキングス-高松ファイブアローズ戦

—– 1月3日(土) ○沖縄 86-79 高松● [BOXスコア] —–
—– 1月4日(日) ○沖縄 73-69 高松● [BOXスコア] —–
高松のツインタワー、ジョージ・リーチ(210cm)とゴードン・ジェームス(198cm)はおそらくリーグ最強のインサイド・デュオで、敵ながらアッパレとかそういう域を通り越してもう試合中に唸ってばかりいました。
高さや身体能力にまかせたプレーをするのではなく、ブロックやリバウンドに至る前のボックスアウトやフィジカルコンタクトがしっかりしていますし、bjリーグに慣れているのでちょっとおかしな判定があってもキレることなく黙々とディフェンスに走ります。
こういうブルーワーカーがインサイドにいるチームは間違いなく強いんですが、それでもキングスに勝てないのは岡田や菊池、マット・ギャリソンといったアウトサイドのシューターが機能していないから。打ったシュートが入らないのではなくシュートチャンスそのものをクリエイト出来ていないので、プレイオフに向けてこのへんが改善されていくと手がつけられなくなりそう。
しかしその“改善の兆し”がいつになったら見えてくるのかが問題なわけで、これだけ優秀な人材を揃えて優勝を逃そうものなら・・・コーチ陣にとってはプレッシャーでしょうね。
日曜のゲームはリーチがベンチスタートで、代わりにアイザック・ソジャナーがスターター。結局リーチはそのまま姿を見せずにDNPで終わりましたが、何かあったでしょうか。ただ、この日はソジャナーが大当たりでチームハイの20得点。1Qのスタートダッシュで一気に12点差をつける立役者となりました。マッチアップのクリス・エアーが悔しそう。
昨シーズンまでのキングスならば、ここでずるずると負け戦へと移行していったのですが、今シーズンは悪ければ悪いなりにディフェンスで我慢ができるようになりました。1Qでボコボコにやられていたクリスも4Qには形勢逆転。インサイドで着々と加点し、微妙なボディコンタクトにも笛が鳴らないため、今度はソジャナーが集中力を切らしていました。
菅原洋介は4Q残り10秒2点リードの場面で得たフリースローを難なく2投とも沈め、勝利を決定付けました。先日の大阪戦といい、いま最も安心してフリースローを任せられる選手です。澤岻とのツーガードという開幕当初には見られなかった起用もされていますし、ここ沖縄で完全に自分の居場所を掴み取りましたね。
なお、週刊キングスTVで菅原洋介特集を企画しているそうなので、ファンの方はますます見逃せませんよ。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • ジョージ・リーチはただ風邪をひいただけと聞きました。
    ソジャナーはキングス戦になるといい活躍しますよね。
    高松に残留したのは日本の大学出身でサラリーが安くで
    済むからだと思ってましたが、侮れませんね。
    プオレーオフまでには修正して来るでしょうし、トータル
    バランスでは大阪より上だと思いますのでまだまだ怖い
    チームです。(勝手にキングスが1位通過で2位高松だと
    決め付けてます、、、)

  • ジョージ・リーチは風邪だったんですか・・・
    情報ありがとうございます。
    ソジャナーはたしかにキングス戦で活躍しますね。
    そのうちホソイさんのところへやってきて、
    『俺がキングスに入ればジェフやクリスをもっと休ませること
    が出来る。あいつらだって俺の言うことなら聞くだろう。そし
    て俺が加入すれば絶対にキングスを優勝させられる。』
    と言い出すかもしれませんが、やさしくスルーしてあげて下さい。

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