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【所感】琉球ゴールデンキングス-大阪エヴェッサ戦(1/31)

ジェフ・ニュートンの劇的ブザービーターで勝利。
現地応援組のみなさん、二日酔いは大丈夫ですか? 昨夜は日付が変わるまで祝勝会だったと聞いています(笑)
—– 1月31日(土) ○沖縄 91-89 大阪● [BOXスコア] —–
前節を体調不良で休んだアンソニー・マクヘンリー(マック)がスタメン復帰。オフェンス面ではまだまだ本調子に程遠いながらも、ディフェンスでチームに貢献していました。効果的なダブルチームや鋭いスティールには大阪も手を焼いたのではないでしょうか。
大阪のスタートはマンツーマンでしたが、2-2-1ゾーンプレスから2-3ゾーンに変化する時間帯がありました。これに対し、プレイタイムは短いながらも青木勇人が効果的なスリーポイントを沈めたことが効きました。シーズン前半はゾーンに手を焼く場面が見受けられましたが、青木や金城茂之のスリーポイント、クリス・エアーのポストプレイ、マックのギャップを突いたペネトレイトでうまく切り崩しています。
比嘉ACは、ご自身のコラムでこの試合のキーポイントに『日本人選手の得点』を挙げていました。日本人選手が得点を挙げることで外国人選手へのヘルプディフェンスに行きづらくする狙いがあったと思いますが、この日の日本人選手の得点合計は28点。対するキングスは41点。
特に仲村直人にいい形でボールが回っていないことが気になります。大阪はリン・ワシントンのペネトレイトからプレーが始まることが多いですが、“合わせ”にうまく参加できているのはナイル・マーリーくらいで、他の選手の足が止まっているケースが目立ちます。キングスのディフェンスが二人掛かり/三人掛かりでリンのペネトレイトを止めに行けるのはこのため。
試合は1点を争うクロスゲームになりましたが、4Q残り30秒でキングスボールの場面、バックコートでボールを持った澤岻直人は1度もパスを出すことなく自分でシュートを打ちました。得点にはなりましたが、これはディフェンスの勝ち。終盤にかけてのディフェンスの集中力は、さすがチャンピオンチームです。
最後はジェフの劇的なブザービーターで決まりました。
残り3.5秒、同点でキングスボール、サイドからのスローインは澤岻。ファーストオプションの金城をフリーにするためにブライアン・シンプソンとジェフがダブルスクリーンを仕掛けますが、スイッチであっさりとかわされます。
このような場面ではファーストオプションにボールを持たせられなかった場合を想定して第2・第3のオプションを用意しますが、金城をフリーに出来なかった時点で全選手の足が止まってしまいます。結果的にリングから最も遠い位置にいたジェフにボールが入り、個人技からのジャンパーがブザーと同時に決まりました。
シュートが決まり、試合に勝てたという点ではOK。
しかし、残り3.5秒で行ったフォーメーションとしてはNGです。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 同感です。
    で、
    今日の試合の#3Qの開始から何か感じさせられるまま、
    悪い予感通り、行かれました。
    今日のジャッジも笛が多すぎませんでしたか?

  • 日曜日の試合はファウルが多かったですね。
    逆に笛を吹いてもらえずにフラストレーションを溜めている
    選手も見受けられました。

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