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マッチアップゾーン

先週末の対高松アウェー戦は、高松の新戦力である#10中川カズと#77ババカ・カマラのプレーを中心に観戦しました。
ババカは、211cm/113kgの恵まれた体格を活かして得点やリバウンドにからんでいました。技術的なことよりも、体の使い方がうまい選手という印象です。
ただ、ディフェンスに戻る際にボールから完全に目線を切らして走るので、アーリーオフェンスをされた時にばたつく場面があったことと、ハイ・ローのパス交換やドライブからの合わせに対応し切れず、ファウルがかさんでいました。
#10カズはさすがと言おうかなんと言おうか、16点差をひっくり返されてチームが浮き足立っている時に決めた連続スリーポイントは圧巻でした。ディフェンスではキングスのガード陣を押さえ込んでいましたし、総合力ではリーグNo.1のガードだと思います。『カズを倒さなければファイナル進出は無い』と思わせる働きでした。
キングスは、ディフェンス要員としての出番が多かった青木勇人や菅原洋介が躊躇なくシュートに行く場面が増えてきました。以前は、まずディフェンスを頑張って、オフェンスではつなぎのパスに徹するケースが多かったのですが、彼らが高確率でアウトサイドのシュートを決めてくるので、相手ディフェンダーとしては的を絞りにくいと思います。
ここまでマンツーマン・ディフェンス一本で戦ってきたキングスですが、2月15日(日)の試合で今季初めてゾーン・ディフェンスを披露しました。後半の出だしから使っていますが、おそらく3-2のマッチアップゾーンじゃないかな。たびたびターンオーバーを誘発していたので、それなりの効果を発揮していたと思います。
地道に戦い方のレパートリーを増やしているキングス。この調子で引き出しを増やして、完成度を上げて、プレイオフで笑いましょう。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 今流行の?マッチアップゾーンを我がチームでも試してました。
    これが、ズバリはまって大成功。
    普段の練習で5対5でやられっぱなしだった他の若いチームを
    相手に7分のミニゲームをやって満足の行く結果でした。
    やはり、年齢層の高いチームなので激しいマンツーはでき
    ないし、おっさんゾーンでやられ放題でしたがマッチアップ
    ゾーンのおかげで良いディフェンスができました。
    でも、最後はみんな足をつりそうになってました、、、、

  • 試合で使える算段が立ったのでしょうか。
    あまり若いチームをいじめないであげて下さい。

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