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【観戦記】琉球ゴールデンキングス×千葉ジェッツ(5/19)

キングス 61(12-15.10-15.20-29.19-15)74 千葉 [BOX]
【スターティング5とマッチアップ】
#14岸本隆一(176cm) – #2富樫勇樹(167cm)
#24田代直希(188cm) – #10アキ・チェンバース(190cm)
#51古川孝敏(190cm) – #34小野龍猛(197cm)
#33アイラ・ブラウン(193cm) – #3マイケル・パーカー(200cm)
#30ヒルトン・アームストロング(211cm) – #21ギャビン・エドワーズ(206cm)
※オンザコートは両チームとも1-2-1-2。
【観戦記】
シーズンの集大成であるはずのチャンピオンシップで、キングスの悪い方の集大成が出てしまった。そんな試合でした。
インサイドへボールを入れる手数が少ない。フリースローが入らない。要所でのターンオーバー。ディフェンスの戻りは早いがピックアップ(マークマンをつかまえる)が遅い。ファウルアウトした#30アームストロングも、5つのファウルのうち2つはムービングスクリーンで、シーズン中からの課題でした(第3Qのムービングスクリーンは動いてなかったけどさ)。
明日の試合では、キングスの良い方の集大成を見たいです。そのためには気持ちの切り替え。
特に気持ちの切り替えが必要なのは、#24田代だと思います。先週の名古屋Dもそうでしたが、対戦相手は#24田代に対して徹底してドライブを警戒しています。ドライブをさせず、ディフェンスのズレを作るためにスクリーンを使うと、今度はブリッツと呼ばれるダブルチームを仕掛けてボールを手放すように仕向けています。
まんまと相手の術中にハマってるんですよね。
かつてキングスに在籍したアンソニー・マクヘンリーは、あまり外角シュートが上手くなかったので、対戦相手から極端に引いて守られることがありました。いわゆるドライブ警戒で、外角シュートを打たれる分にはやむなし、というディフェンスです(今回の田代に対するディフェンスに近い状況)。
そこでマクヘンリーが採った手段は、相手の意図を理解した上で「あえて外角シュートを打つこと」でした。相手を食ったような強硬姿勢ですが、これが大舞台ではけっこう決まる。すると相手は別の対策を打たなければならなくなります。
#24田代は決して外角シュートが苦手な選手ではないので、「離れて守るなら打つよ」「もし一本目が外れても決まるまで打ち続けるよ」くらいの強い気持ちで明日の試合に臨んでもらいたいです。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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