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【総括】インターハイ沖縄予選

一バスケファンの目線で、今大会を振り返ります。
まず、今年のインターハイ予選は、2010年開催の沖縄インターハイで主力になるであろう1~2年生に注目して観戦された方も多かったのではないでしょうか?
勝ち上がりはしたものの3年生が出ずっぱりだったチームもあれば、敗れはしたものの1~2年生に多くの経験を積ませることが出来たチームもあります。現場の方々は本当に大変だと思いますが、観る側にとっては例年以上に収穫の多い大会でした。
勝てば全国行きが決まる男子ファイナル“小禄-興南戦”は最後まで目が離せない好ゲームになりました。4ピリ残り10秒、興南3点ビハインド&マイボールの場面、チームは#6上江田真のスリーポイントシュートに託しました。マークマンを完全には振り切れていなかったのですが、クラッチタイムにエースがシュートを打つというこのセレクションは納得。結果的にシュートは外れ、小禄がディフェンスリバウンドを奪ったところでタイムアップ。小禄の初優勝が決まりました。
今年の小禄は新人戦→小橋川杯→おきなわカップと継続的に観てきましたが、正直言ってもっと苦戦すると思っていました。昨年のキャプテンでセンターだった嘉陽宗平が卒業したことでリバウンド力が落ちたことと、得点の入らない苦しい時間帯にインサイドで計算できる選手がいなかったからです。ポッカリと空いた大きな穴をチームの総合力で埋めて得た勝利。おめでとうございます。
なお、ここのコメント欄で人気の興南#11は、おきなわカップ2009のスリーポイントコンテスト予選で、打ったシュート全てを決めるパーフェクトを出して会場をどよめかせた伊集貴也。彼はまだ2年生なので来年も楽しみです。
僕は大会開催中の4日間、なんだかんだで毎日試合会場へ足を運んでいました。全ての試合を観ることは出来ないのである程度的を絞って観戦する必要がありましたが、男子は美来工科、女子は那覇高を中心に観戦しました。
美来は順調に勝ちあがりましたが、決勝リーグ初戦の小禄戦で大逆転負けを喫したのが痛かったです。
那覇はベスト4決めで西原に4点差で惜敗。また、小橋川杯では同じくベスト4決めで普天間にワンゴール差で敗れており、実力は上位チームに肉薄しています。来年はエースガードの金城夏子が最上級生になるので、大いに期待しています。
キングスつながりの話ですが、会場で金城茂之、友利健哉、新里智将を見かけました。また、僕は見ていないのですが、桶谷大さん、伊佐勉さん、山城拓馬も来ていたそうです。
閉会式終了後、日付が変わる前に県バスケ協会のサイトに結果がアップされたことは素晴らしいことだと思います。できることなら、大会プログラムは去年・今年に限らず、今後も毎年販売して頂きたいと切に願います。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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