11月14日(土)、沖縄を本拠地とするハンドボールチーム・琉球コラソンのホームゲームを観に行ってきました。(赤いユニフォームがコラソン)
コラソンの代表兼監督である田場裕也氏はキングス誕生時のレセプションパーティーに出席されていましたし、同じ沖縄を本拠地にする屋内球技ということで、僕は可能な限り試合会場へ足を運ぼうと思っています。
そんなわけで、以下、バスケバカが書くハンドボール観戦記です。
試合会場は浦添市民体育館。浦添市はハンドボールが盛んで「ハンドボール王国宣言」をしてしまったほどの熱の入れよう。バスケでいうところの能代市(秋田県)みたいな感じかな。2004年にはこの体育館をメイン会場にしてインカレも開催されています。
会場に到着してチケット売り場へ行くと、売り子さんから『1000円かかるんですけど…』と、かなり申し訳なさそうに言われてしまいました。
そういえば、沖縄ではお金を払ってスポーツ観戦をする機会があまり無かったため、キングス誕生直後はチケットにお金がかかると知らずに会場へ来る方がいらしたと聞いたことがあります。もしかするとコラソンも同じ悩みを抱えているのかもしれませんね。
僕は試合開始1時間前に体育館に入りましたが、先客は2名だけだったので、かぶりつきの最前列に座ることが出来ました。仮にキングスの試合でこの席に座ろうとしたら、コートサイドS席といって4,500円を支払う必要があります。日本ハンドボール界のトップリーグのアスリートを至近距離で、しかもたった1,000円で見られるわけですから、コラソンは胸を張って入場料を徴収していいと思います。
座席から見た試合会場はこんな感じ。印象的だったのは観客の子供たちの目が輝いていたこと。コートサイドに並べられたパイプ椅子よりも更に前に出て体育座りをして見ていました。彼ら&彼女らにとって、コラソンの選手はまぎれもなくスーパースターであり希望でした。
試合のほうは、大崎電気が堅守からの速攻でイニシアチブを取ります。コラソンは聞いていた以上に小柄な選手が多く、フィジカル面で後手に回り前半を6点のビハインドで終えます。
後半に入ると積極的なディフェンスからリズムをつかみ、一気に3点差まで詰め寄ります。が、この3点の壁をどうしても越えられない重苦しい時間帯が続きました。せっかく得点を決めてもその後のピックアップが遅く、逆速攻からの失点を繰り返した場面は本当にもったいなかった。
最終的に27-34で敗れてしまいましたが、気持ちを前面に出したハッスルプレーを最後まで見せてくれた選手には惜しみない拍手が送られました。たとえ負けてもこうして戦う気持ちを見せてくれるとまた応援したくなるんだよね。お客さんの雰囲気も良くて「わったーチーム」という沖縄のホーム特有の盛り上がりも楽しめました。
ハンドボールの試合は今まであまり見たことが無かったのですが、攻守の切り替えが早いし、得点がいっぱい入るし、人間って空中でこんなに色んなことが出来るんだ…と思うようなトリッキーなシュートはルールがよく分からなくても盛り上がります。90分程度で終わるコンパクトな試合時間もグッド。
次回のホームゲームは2010年1月16日(土)、北陸電力を県立武道館に迎えて13時スローオフです。興味のある方はぜひ。
コメント
コメント一覧 (6件)
自分は中学時代ハンドボールをやってた事もあって、興味がありコラソン元年の開幕戦は見に行きました。
あんまり覚えてないのですが、入場は無料でしたよ。
今シーズンも成績はあまりよろしくないみたいですが、気にはなっています。
キングス同様にコラソンの活躍を祈っております。
ハンドボール経験者のよぉしぃーさん。
であればなおさら、祈るだけじゃなく生観戦しなくっちゃ!
こんばんは。一日遅れの反応ですみません。
さすが、さばにさん。
わたしの行けなかった一戦、
さばにさんならではの視点でリポートしていただいて、
なんだかヒジョーに嬉しく思いました。
これからも、コラソンも(!)よろしく、です。
コラソンの皆さん、ちゃんと見ましたかー。
では、土曜日、コンベンションで。
いい試合だったので、一緒に行った知人ともども大満足
でした。次はぜひともホームで勝つところを見たいです。
それではまた土曜日、コンベンションセンターにて。
先日はbj-KBL戦では大変お世話になりました。
琉球コラソンは前週、広島の湧永満之記念体育館(ウチから車で10分のところにある、床材がハンドボール専用の体育館)で湧永製薬との試合がありました。私はインフルエンザにかかってしまい、現地観戦は出来ませんでしたが、昨シーズンは行きました。
コラソンの選手は、さばにさんの仰るように、一回りサイズが小さくみえますね。バイトや他に仕事をしながら、夕方から練習をするといった感じで、かなり苦労しているとききます。湧永のような他の企業チームは、仕事も早めに切り上げて15時くらいからみっちり練習出来るらしいです。
しかし、ハンドボールがもっとメジャーなスポーツになるためには、コラソンのようなチームがもっと増えるべきだと思うので、これからのハンドボール界のためにも、コラソンには頑張ってほしいと思います。
kosukさん、先日のbj-KBL戦では面白いお話しをたくさん聞かせて頂いてありがとうございました。
コラソンには、いずれプロハンドボール界のパイオニアと呼ばれるような存在に育って欲しいと思っています。日本ハンドボールリーグのチケット売り上げが各チームへどのように分配されているか分かっていないのですが、まずはチケットを買って会場へ足を運ぶところから始めようと思います。
ところで、インフルエンザだったのですか!?
お大事に。