ブライアン・シンプソン出場停止

キングス公式サイトにて、今週土曜の名護開催試合にブライアンが出場しない旨が告知されています。以下、引用です。

この度琉球キングスでは、3月13日（土）の高松ファイブアローズ戦において、下記の選手を出場停止処分とすることとなりましたのでお知らせいたします。
#32　Bryan Simpson（ブライアン・シンプソン）
出場停止対象試合：3月13日（土）　vs. 高松ファイブアローズ
＜処分理由＞
上記選手は、3月7日（日）の浜松・東三河フェニックス戦の試合中、選手交替に対する不満をコーチ陣およびチームメイトに対して過度に示した。チーム一丸となって戦うというチーム方針から逸脱する本行為は、チーム内の規律を乱す言動であり、度重なる注意にもかかわらず再発した為、公式戦出場停止処分せざるをえないという判断に至った。

この件について、個人的に感じたところを綴ります。
話は10年以上前に遡りますが、ある球技を観戦した時のこと。いつもはスタメンとして出場する主力選手がベンチスタートで、結局その試合は出番がありませんでした。ケガかと思い試合後に確認したところ、どうやらその選手は競技と関係ないところでチームの決め事を破ってしまい、チームから3試合の出場停止処分を受けていました。このことは公にされなかったため、ファンの間ではさまざまな憶測が飛んでいたようです。
例えば…の話ですが、キングスは今回の処分を公にせず、ブライアンをベンチ入りさせて出場はさせないという方法もあったと思います。処分を公にするにしても、情報戦の一環として発表を遅らせることも出来たと思います。
しかし、こうして早い段階で処分を公開し、本人に強く反省を求めるキングスという球団に“潔さ”を感じました。
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ブライアンにダンクシュートを決めさせるとチーム全体が勢いづくことは周知の事実なので、対戦チームとすれば、彼に気持ちよくシュートを打たせるくらいならファウルをしてでもそれを阻止しようとしてきます。
彼はフリースローの得意な選手ではないので、ファウルをしやすい選手とも言えます。2ショットを与えても1投外してくれれば御の字ですから。中には空中に飛び上がった後に足元にもぐり込むような危険なケースも見たことがあります。あれは見ているこちらのコメカミに血管が浮き出たくらいですから、キングスの中で、感情のコントロールが最も難しい立場にいる選手の一人だと思います。
1勝1敗が続き、どんな形であれキッカケが欲しい今、ブライアンはチームにとって必要不可欠な存在です。華麗なダンクシュートのみならず、リバウンドやルーズでチームに勢いを与え、相手のエース格にマッチアップしてディフェンスでも貢献し、ポジション取りやゴール下の小技といった目立たない点でも成長を見せています。ファンはそういう頑張りをきちんと見ています。
出場停止の要因を作ってしまった場面を直接見ていないのですが、反省すべき点はして、日曜日に元気な姿を見られることを楽しみにしています。