【所感】キングスのFINAL4での戦いぶり

bjリーグ発足から5シーズン目を迎えた今季。過去4シーズンはいずれもレギュラーシーズンで最高勝率を残したチームが優勝しているそうなんですが、今年もそのジンクスは守られ、浜松・東三河フェニックスが優勝しました。おめでとうございます。
FINAL4では応援と写真撮影に夢中で戦術面をしっかりと観れていないのですが、個人的に感じたところを書いていこうと思います。
【カンファレンス・ファイナル】
キングス 65-84 大阪エヴェッサ
この試合で残念だったことが二つあります。
一つは出だしが堅かったこと。まるで初めてプレイオフに出場したチームのようで、昨シーズンの経験が活かされていませんでした。
もう一つはキングスらしさが全く発揮されなかったこと。というか、シーズン中に多くのケガ人を抱えて、苦しみつつも様々な選手起用や戦い方の引き出しをコツコツと増やしてきたにも関わらず、今まで培ってきたものを何も発揮することなく終わってしまったことが残念でした。
例えば大阪のデイビッド・パルマーひとりに23点取られていますが、シューターをチェックしやすい3-2ゾーンをもっと仕掛けてみても良かったと思います。3-2は速攻に移行しやすい陣形であるうえ、2月28日のキングス－大阪戦ではこれが有効に機能していたからです。
オフェンス面に関しては3P成功率が15.2％(5/33)と低くなっていますが、成功率そのものよりも33本という試投数がキングスとしては多すぎで、いかにインサイドを攻められず苦しいアウトサイドシュートを打たされたかを物語っています。
大阪のゾーンディフェンスを攻めあぐね、結果としてドリブルを多用し、パッシングやポストプレーで崩していくキングスらしさは最後まで見られませんでした。
【3位決定戦】
キングス 82-75 新潟アルビレックスBB
ブースターとしても気持ちの持っていき方が難しい3位決定戦でしたが、キングス／アルビ共に「ブースターのために勝つんだ！」という気迫を感じる好ゲーム。いざ試合が始まってしまえば見ているこちらのボルテージも一気にヒートアップしていきました。
キングスらしいプレーが随所に見られ、全選手を出場させたうえでの勝利。昨日のうっぷんを晴らす内容でシーズンを締めくくることができました。
また、元日本代表コーチのジェリコ・パブリセヴィッチ氏がbjリーグ公式ブログで菅原洋介の健闘をたたえています。今シーズンは洋介にとって飛躍の一年となりました。
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長いシーズン、たくさんのことがありましたが、こうしてまた今年も有明に連れて行ってくれたキングスのコーチ陣および選手の方々に感謝しています。
また、会場でお会いしたキングスのスタッフやブースターの皆さん、メディアの方々、他チームのスタッフやブースターの皆さん、ありがとうございました。そして来シーズンもお世話になります(笑)
シーズン終わってひと段落・・・といきたいところなのですが、今週末は早くも県総体が控えていますし、それが終わると沖縄の大学リーグで、夏には美ら島沖縄総体というビッグイベントが待ち構えています。このブログはbjリーグのオフシーズン中も元気ですので、ちょくちょく覗いて頂ければ幸いです。