写真を交えつつ、沖縄県総体を振り返っていこうと思います。まずは今大会最大のアップセットが起きた北中城-興南戦について。
北中城 65-62 興南
優勝候補筆頭、第1シードの興南が4回戦で敗れるという波乱が起きました。上の写真は試合終了の瞬間。抱き合って喜ぶ北中城と、憔悴した表情を浮かべる興南の選手たち。
そもそも、興南のブロックは北中城・糸満・前原・コザ・沖高専といった強豪がひしめいており、組み合わせ上、最も決勝リーグまでの道のりが険しいブロックでした。
その中にあって、北中城は大会期間中も成長を続け、特にディフェンスで相手を圧倒し、尻上がりに調子を上げていきました。今考えれば、興南戦1試合でミラクルを起こしたわけではなく、そこに至るまでの道のりで布石を打っていたように思います。
興南戦で見せた北中城のディフェンスは1-3-1ゾーンで、得点後に2-2-1ゾーンプレス。興南は最後までこのディフェンスを攻略できませんでした。5人総入れ替えを繰り返すメンバーチェンジもやっかいだったでしょうし、#4比嘉卓斗くんが開始早々に3ファウルを犯したことも痛かったです。
しかし、興南も持ち前の窒息マンツーマンでディフェンス合戦に持ち込み、試合は白熱した展開になりましたが、勝敗を分けたのはこの人の活躍でした。
北中城#8屋宜実来くん(大阪産業大・屋宜昂希くんの弟)。
興南のエース・伊集貴也くんを封じつつ、ポイントガードとしてオフェンスでも貢献。要所ではスコアラーにもなりました。お兄ちゃんもそうですが、勝負どころを嗅ぎ取る嗅覚の優れた選手です。
本島中部の体育館で行われたせいか、会場全体が北中城を後押しする雰囲気になったことも、番狂わせを生じさせた要因のひとつかもしれません。
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コメント
コメント一覧 (3件)
九州大会期間のさばにさんが北中城ファンはしばらくは厳しいみたいなことを書いていたと思いますが高校生の成長は早いですね!
県総でやる決勝リーグは北中城は目の前なので那覇近辺のチームはどアウェーかんたっぷりでしたが新しい体育館でもやっぱりそうでしたか!?
興南はすでにウインターカップに向けて動き出しているですがしばらくはインターハイ出場チームの練習相手になってもらって地元チームの活躍を後押ししてもらいましょう!!
スゴイですね(^-^;
やっぱりディフェンスを制する者はゲームを制す・・と
誰か言ってましたっけ?(おぃ)
窒息マンツー、見てみたい。。。。
>なぎパパさん
よく覚えてますね。美来工科・北中城・小禄・三一商業の
練習試合で、たしかに北高ファンは我慢が続くと書いた
ことを覚えています。
メキメキ成長する高校生っておそろしい&スバラシイ!
>ゆりゆりさん
はい、ディフェンスを制する者はゲームを制す…と、
かの有名な、あれ、誰かが言ってた気がします。(←おい)
美ら島総体でお待ちしています。