キングス 78-85 京都
前節で負傷したカルロス・ディクソンが欠場。そしてこの試合、第2Q残り8:02にベンチへ下がったマックも負傷していたそうで、主力選手二人を欠く中での戦いとなりました。インサイド主体に攻撃を仕掛ける京都に対し、キングスがゾーンを敷く場面も。
昨シーズンのキングスは、セットオフェンスでインサイドへボールを入れることにこだわるあまり、ボールが停滞してオフェンスが重くなる時間帯がありました。しかし、今シーズンはボールがよく動いている印象を受けます。
また、昨シーズンは速攻の際にPGを経由するケースが多かったため、アウトレットパスを受ける翼が執拗なマークを受ける場面がありました。しかし、今シーズンはPGに依存せずどこからでも速攻を狙う姿勢が見られ、一試合を通じてトータルで見た時に、フロントコートへボールを運ぶスピードは昨シーズンを上回っているように思います。ボール運びの負担が減ったぶん、翼が得点にからむシーンが増えたことも今シーズンの特徴。
第3Qはこれがハマってファストブレイクのオンパレード。まるで速攻練習を見ているようでしたが、この時間帯に突き放せなかったことが試合終盤の逆転を生みました。
それでも、プレシーズンゲームや開幕戦と比べると、キングスが(桶谷HCが)やろうとしているバスケットボールが見えたので、そこが個人的な収穫でした。
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