キングス 99-95 福岡
ランニングバスケットを標榜する両チームの対戦にふさわしく、めまぐるしく得点が動く面白いゲームでした。福岡の仕掛けるファウルゲームに冷静に対処したキングスが接戦を制し、連敗を4で止めました。
この日のスターターはシゲと翼を下げ、#2澤岻・#5マック・#9小菅・#31クウソー・#32ディクソンの5人。ケガの影響もありますが、開幕から6試合で5パターン目の組み合わせです。それでもベンチメンバーが腐ることなく、最後まで全員で戦っていました。
試合はキングスが「堅守から速攻」という自分たちのカラーを出し、序盤からリードを奪います。ディフェンスは両チームマンツーマン。ディクソンがPGを務めたのは、福岡のエース=マイケル・パーカーにマッチアップするマックの負担を軽減するためか。
第2Qに入るとキングスは小菅をトップに据えた3-2ゾーンにスイッチ。リードしては追いつかれる展開でしたが、2Q終盤、小菅が速攻からバスカン。そのわずか10秒後、小菅が再び速攻からバスカン。畳み掛けるようにヤスのスリーポイントが決まり、52-39とリードを13点に広げてハーフタイムへ。
後半のディフェンスは、キングスが2-3ゾーンと3-2ゾーン、そしてマンツーマンのチェンジング。福岡は2-3ゾーンで得点後プレス。
前半の好調を維持するキングスが突き放しにかかりますが、点差を離せる場面で離せず、終盤までもつれたところは10/23(土)の京都ハンナリーズ戦に似ていました。シーズン終盤には、ここで爆発して一気に突き放せるチームになって欲しい。
4Q残り8秒、96-95とキングス1点リードの場面。福岡のファウルゲームで得た1and1ショットの1投目を外し、福岡がリバウンドを確保するもラインクロス。審判に抗議したマイケル・パーカーが痛恨のテクニカルをとられ、キングスが逃げ切りました。
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今シーズンここまでの6試合を見てきて、2008-09シーズンMVPのジェフ・ニュートンが本来の力を発揮できていません。
ジェフはキングスきっての“go-to guy”で、今まで幾多の窮地を救ってきた絶対的エース。おそらく次節からは新加入のクラッチシューター=デイビッド・パルマーもコートに立つと思いますが、それはそれ、これはこれ。誰もジェフの代わりにはなれません。
キングスが王座奪還を果たすためには、ジェフの完全復活が必要不可欠であると考えています。
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コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは!
まだ、6試合消化しただけですが、
今シーズンのここまでのキングスには、
少しがっかりしています。
怪我人が出ている、でも頑張っているでは、
プロの世界通用しません。勝っていくらの世界です。
さばにさんの言うように、ジェフ選手は、今シーズン
爆発するのでしょうか?
このまま、不発ではプレーオフさえ危ういと思います。
ジェフ選手は、加入当初からムラのある選手だと
観ていました。
チャンピオンになったシーズンでさえそれなりの仕事を
していたが、凄いとうならせたのは
ファイナル4の時だけ。
あのキングスのシーズンは、全てがうまく廻っていた。
キングスに神風が吹いていた。
もう一度あのシーズンを体感させて欲しい。
>はたぼ~さん
たしかに、王座奪還を掲げるチームとしては、
現在の成績は納得いくものではありませんね。
今後の巻き返しに期待しています。