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【所感】キングス-ライジング福岡(10/29)

キングス 99-95 福岡
ランニングバスケットを標榜する両チームの対戦にふさわしく、めまぐるしく得点が動く面白いゲームでした。福岡の仕掛けるファウルゲームに冷静に対処したキングスが接戦を制し、連敗を4で止めました。
この日のスターターはシゲと翼を下げ、#2澤岻・#5マック・#9小菅・#31クウソー・#32ディクソンの5人。ケガの影響もありますが、開幕から6試合で5パターン目の組み合わせです。それでもベンチメンバーが腐ることなく、最後まで全員で戦っていました。
試合はキングスが「堅守から速攻」という自分たちのカラーを出し、序盤からリードを奪います。ディフェンスは両チームマンツーマン。ディクソンがPGを務めたのは、福岡のエース=マイケル・パーカーにマッチアップするマックの負担を軽減するためか。
第2Qに入るとキングスは小菅をトップに据えた3-2ゾーンにスイッチ。リードしては追いつかれる展開でしたが、2Q終盤、小菅が速攻からバスカン。そのわずか10秒後、小菅が再び速攻からバスカン。畳み掛けるようにヤスのスリーポイントが決まり、52-39とリードを13点に広げてハーフタイムへ。
後半のディフェンスは、キングスが2-3ゾーンと3-2ゾーン、そしてマンツーマンのチェンジング。福岡は2-3ゾーンで得点後プレス。
前半の好調を維持するキングスが突き放しにかかりますが、点差を離せる場面で離せず、終盤までもつれたところは10/23(土)の京都ハンナリーズ戦に似ていました。シーズン終盤には、ここで爆発して一気に突き放せるチームになって欲しい。
4Q残り8秒、96-95とキングス1点リードの場面。福岡のファウルゲームで得た1and1ショットの1投目を外し、福岡がリバウンドを確保するもラインクロス。審判に抗議したマイケル・パーカーが痛恨のテクニカルをとられ、キングスが逃げ切りました。
☆ ☆ ☆
今シーズンここまでの6試合を見てきて、2008-09シーズンMVPのジェフ・ニュートンが本来の力を発揮できていません。
ジェフはキングスきっての“go-to guy”で、今まで幾多の窮地を救ってきた絶対的エース。おそらく次節からは新加入のクラッチシューター=デイビッド・パルマーもコートに立つと思いますが、それはそれ、これはこれ。誰もジェフの代わりにはなれません。
キングスが王座奪還を果たすためには、ジェフの完全復活が必要不可欠であると考えています。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • こんにちは!
    まだ、6試合消化しただけですが、
    今シーズンのここまでのキングスには、
    少しがっかりしています。
    怪我人が出ている、でも頑張っているでは、
    プロの世界通用しません。勝っていくらの世界です。
    さばにさんの言うように、ジェフ選手は、今シーズン
    爆発するのでしょうか?
    このまま、不発ではプレーオフさえ危ういと思います。
    ジェフ選手は、加入当初からムラのある選手だと
    観ていました。
    チャンピオンになったシーズンでさえそれなりの仕事を
    していたが、凄いとうならせたのは
    ファイナル4の時だけ。
    あのキングスのシーズンは、全てがうまく廻っていた。
    キングスに神風が吹いていた。
    もう一度あのシーズンを体感させて欲しい。

  • >はたぼ~さん
    たしかに、王座奪還を掲げるチームとしては、
    現在の成績は納得いくものではありませんね。
    今後の巻き返しに期待しています。

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