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小橋川杯ベスト8出揃う

沖縄の正月の風物詩、小橋川杯が始まっています。新チームの大会なので3年生は出ていませんが、スカウティング役や応援団としてチームと共に戦っています。
僕が見た中で最も会場を沸かせていたのは、男子・名護商工です。1回戦の対北山戦は接戦を制し、3回戦では古豪・北谷を98-101とあと一歩のところまで追い詰めました。ベンチ入りメンバーはわずか8人。3回戦はダブルヘッダーの2試合目ということでスタミナ的にきつい面もあったと思いますが、見事に最後まで走りきりました。今後がますます楽しみなチームです。
県バスケ協会の速報ページによると、男子・糸満が那覇国際に敗れたようです。4回戦は美来工科と対戦。このカードは要注目です。
その美来の3回戦を見てきましたが、1年生の頃から試合に出ているガードの照屋くんを中心に、これから伸びていくチームという印象を受けました。去年は180cm台が一人もいないチームとして有名でしたが、今年はいるので平均身長は去年よりちょっと高いかな?
ベンチの先生方が選手にどんな指示を出しているかを聞くのも観戦の楽しみの一つですが、安里先生の独特の言い回しは健在でした。例えば、ディフェンスの積極性を高めるために出した指示は「もっとファウルしろ!」。また、コミュニケーションが足りないことを指摘して「お前たち、もっと日本語をしゃべれ!」といった具合です。
もちろんファウルをしすぎてはいけないのですが、ファウルをするくらい積極的に行きなさいという意味で出した指示だと思います。また、コミュニケーションを促す指示としてはチームによっていろいろあるようです。「しゃべれ」とか「声だせ」といった直接的な表現もあれば、「元気」という言葉でコミュニケーションを促すチームもありました。
僕の知る限り、選手を最もよくしゃべらせているチームは沖縄インターハイを制した八王子です。試合状況にもよりますが、タイムアウトを10秒ほど残して先生の指示は終了。そこから「よし、しゃべれ!」の合図をきっかけに選手たちは自分の考えをぶつけ合います。そこには自分で考える「自主性」や、能動的に発言する「積極性」を養う教育的な意味もあるのだろうと推測しますが、こういうアプローチの仕方もあるんだなーと見ていて勉強になりました。
脱線しましたが、今週末1月15日(土)・16日(日)は沖縄市体育館で4回戦~決勝リーグが行われます。組み合わせは県バスケ協会公式サイトでご確認下さい。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (3件)

  • 小橋川杯8強揃い、盛り上がってきてるみたいですね
    いま、トーナメント表見ながらコメント書いてるんですが、男女共いつもの顔ぶれと思いきや、那覇国際高校頑張ってますね
    那覇国旋風巻き起こるのかな美来工科との対戦楽しみです
    話変わりますが、九州ミニバスケットボール熊本大会から帰って来ました
    いや~、九州レベル高い、高い
    将来、有望な子供達たくさんでした
    沖縄県勢素晴らしい試合だらけでした

  • ベスト8那覇国が勝ち上がってますね。
    正直糸満が勝ち上がりいつものベスト8が揃うと思っていました(^_^)v
    ベスト4にもいつもとは違うチームが上がって欲しいですね(^o^)
    自分の考えでありますが男子糸満、北谷、普天間など今後の大会でベスト4をおびやかしてほしいです(≧ε≦)

  • >指導員さん
    九州大会お疲れさまでした。
    今週末は沖縄市体育館でお待ちしています。
    >キングスファンさん
    決勝リーグにどのチームが進むか、目が離せませんね。
    小禄の女子にもいい選手が揃っていると聞きました。

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