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仙台89ERS存続署名について

志村雄彦
東日本大震災の影響で存続が危ぶまれている仙台89ERSに関して、キングスのホームゲームに訪れた方々から存続を願う署名を集めさせて頂きました。4月末で一旦締め切り、とりまとめをして下さっている方へ提出しましたので報告させて頂きます。沖縄で集まった署名の数は…
2,310人
でした。署名は最終的に89ERSの球団に届けられ、行政への働きかけやスポンサーへのアピール材料として使用されると聞いています。多くの方々の気持ちと願いがどうか叶いますように。リーグの審査が5月中に行われるそうです。
署名には、北は北海道から南は宮古・八重山まで、多くの方が協力して下さいました。用紙を会社へ持ち帰り、社員の間で回覧形式にして集めて下さった企業様もあります。本当にありがとうございます。
その中で特に印象に残っているのは、bjリーグ河内敏光コミッショナーが署名に参加して下さったことです。
署名に協力して欲しいということは私からは一切申し上げていません。河内さんのところへ行き、「我々ブースターも募金や署名で頑張っているから、コミッショナーも大変だと思いますが、どうか頑張って下さい」という気持ちを伝えに行ったところ、河内さんから「私にも署名をさせて下さい」という返事が帰ってきました。立場や役割、住む地域は違えど、89ERSを存続させたい気持ち
は皆同じなのだと思いました。
仙台89ERS
これは、あるキングスブースターさんからお預かりしたものです。89ERSの写真とメッセージがラミネートされており、署名を記入する際の下敷きとして利用させて頂きました。他にも、不足していたボールペンを東京や京都の方々から差し入れて頂きました。ありがとうございます。
この署名のことは、89ERSからキングスへレンタル移籍している志村雄彦選手にも伝えました。
☆ ☆ ☆
4月16日(土)・17日(日)、「共に、乗り越えよう。がんばろう東北 復興支援ゲーム」と銘打って開催された秋田-富山戦@秋田市立体育館に、89ERSブースターの高校1年生・コウタくんが来ていたそうです。
コウタくんは89ERSホームゲームのハーフタイムアトラクションでセンターラインからのシュートを決め、景品としてもらった全選手のサイン入りボールを宝物にしていました。しかし、津波によって家ごと流されてしまったそうです。妹さんはミニバスの全国大会へ宮城県代表として出場する予定でしたが、震災の影響により大会は中止。
今は避難所生活を送っているそうですが、宝物が手元に戻ること、89ERSが存続すること、そして街全体が一日も早く復興することを願っています。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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