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ヤオ・ミン引退か

中国を代表するスター選手、ヤオ・ミンが現役引退を決断したと報道されています。シャキール・オニールの引退に続いて非常に残念。
僕がヤオのプレーを初めて生で見たのは1999年のこと。シドニーオリンピック・アジア地区予選の時でした。
当時中国のスター選手はワン・ジジでしたが、周りの中国人のバスケファンは弱冠18歳のヤオに対してひときわ大きな声援を送っていました。227cm/123kgの恵まれた体格に加え、走ってインサイドできてスリーも打てる。やがてNBAに行くだろうということは推測できましたが、並み居るNBAの猛者たちと対等以上に渡り合った功績は大きいです。オリンピック・アジア予選の時に並んで写真を撮ってもらったことも良い思い出。もっとも、僕の頭のてっぺんがヤオのみぞおち辺りだったけれど(笑)
1999年といえば、NBA JapanGamesが行われた年でもありました。来日したのはサクラメント・キングスとミネソタ・ティンバーウルブズ。ケビン・ガーネットやジェイソン・ウィリアムスらのプレーが日本のバスケファンを熱狂させましたが、そのジェイソン・ウィリアムスがAND1 presents STREET2ELITE IIで再び来日するそうです。
思い起こせば、ジェイソンとも一緒に写真を撮ってもらいました。JapanGamesのプロモーションイベントとして来日した時のことですが(たしかテレル・ブランドンも来てたはず)、イベント会場が屋外なうえ天候はあいにくの雨。お客さんはまばらだったので、ジェイソンと握手して写真撮ってサインもらって、おまけにティンバーウルブズのマスコットとハグして…と夢のような時間を過ごしました。
当時は2年に一回の頻度でNBAの公式戦が日本で行われていましたが、ヤオ・ミンの活躍と時を同じくして、NBAのアジア戦略は完全に日本から中国へ向かってしまいました。
今のチビッ子たちにも、NBAを生で見させてあげたいなぁ。…と本気で思います。おじいさんみたいな発言ですが。
そのためのハードルは高いですが、まずは日本の競技レベルが上がってオリンピックに出場すること。ロンドンオリンピック・アジア地区予選は今年9月、中国・武漢にて開催です。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 日本におけるNBAの価値が、年々落ちているような気がして、寂しい限りです。90年から2000年にかけては、まだスラムダンクの余韻もあり、NBAジャパンゲームスを行われていましたが、今は皆無。そんな中、引退したジェイソン・ウィリアムスの来日は明るいニュースですね!
    彼のような選手が日本から出てくれば、ヤオミンを上回る日本人NBA選手の出現を祈るばかりです。

  • こたろさんのおっしゃる通りだと思います。なんとか日本からNBA選手を輩出して、再び民放テレビ局でNBA情報番組が見られる時代になって欲しいです。

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