日本の高校に在学していたあるセネガル人留学生が、卒業後の進路として沖縄の大学への進学を検討していました。しかし、学力や金銭面以外の理由で沖縄への進学をあきらめたという事例があります。
さて、どのような事情があったのでしょうか?
答えは、宗教です。
その学生はイスラム教徒だったため、豚肉を食することができませんでした。沖縄は料理に豚肉を使うことが多いため、生活面の事情により沖縄への進学をあきらめたという話でした。
キングスに新外国人選手が加入した場合、その選手の身長や体重、ポジション、キャリアはもちろん気になりますが、国籍とその国の宗教を必ずチェックするようにしています。
キングスの新加入選手、レジー・オコーサの出身地はナイジェリアです。外務省のサイトによると、ナイジェリアの宗教は「イスラム教-北部中心、キリスト教-南東部中心、伝統宗教-全域」と書かれています。オコーサ選手の信仰についてはまだ分かりませんが、bjリーグは10月から翌年5月まで続く長丁場。その間、少しでも不自由のない生活をしてもらいたいですし、せっかくキングスの一員になったのならば、沖縄を好きになってもらいたいですね。
さて、キングス公式サイトでレジー・オコーサのキャリアを拝見しました。日本でのキャリアもあり、実績は十分という印象です。
2006-07シーズンは中国の上海シャークスに所属していました。ここはかつてヤオ・ミンがプレーしていたチームです。2007~2009年は韓国の東部プロミで、2008年にKBLチャンピオンを獲得。ということは、往年の名選手=カン・ドンヒ氏の指導下でプレーしていたわけですね。2009-10シーズンはJBLのリンク栃木ブレックスで、ここでは現男子日本代表ヘッドコーチのトーマス・ウィスマン氏の下でプレーしていました。この年に栃木は優勝していますが、オコーサはシーズン途中に契約解除されています。理由は「本人の契約違反行為による」。
2009-10シーズンのJBL栃木では20試合に出場し、そのうち18試合でスタメン出場しています。1試合平均の得点は14.55、リバウンドは7.95です。フィールドゴール成功率は55.49%(127/229)で、フリースロー成功率は51.79%(29/56)。シーズンハイはアイシン戦の26得点。20試合のうちダブルダブルを6回達成しています。
数字を見る限り、フィールドゴール成功率が高く、リバウンド数が多く、フリースロー成功率が低いという典型的なインサイドの選手ですが、長身ながら3Pシュート成功率が42.11%(8/19)と高いのは特筆に値します。ただ、3Pの試投数自体が少ないので、もしかするとショットクロックが無くなって苦し紛れに打ったシュートも含まれるかもしれません。しかし、相手からすれば「そんなシュートが入るかよ」と思っていたシュートが決まってしまうことほどガクッとくることはないので、機会があればぜひ打って欲しいです。
日本をはじめとするアジアでの実績がある選手ですから、キングスのフロントが実際に目にする機会はあったでしょうし、その上で選んだ選手だと思います。個人的にとても期待しています。
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コメント
コメント一覧 (3件)
最近ラジオで聞いた話です。
仏門に入った際に葱を絶った方が、沖縄に来て葱を使うことの多さに驚いたそうです。
「これが無ければ沖縄は極楽浄土なのに・・・」と。
葱は「入れないでください」若しくは取り除けばどうにかなるかもしれませんが、豚肉(出汁で使う等)はどうしようもないですね。
でも、「豚肉OK」でいてくれたら嬉しいですね。
沖縄は豚肉文化だし、美味しい豚肉料理が多いですから。
さばにさんのいうとおり、不自由の無い生活をしていただきたいものです。
クウソーもナイジェリアじゃなかったですか?
ラ―カイやオコーサ等・・・・
アメリカ以外の国出身選手が増えてきていますね(*^。^*)
オコーサには沖縄を好きでいてほしいなぁ・・・・
確かにKusoはイスラム教徒です。