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【所感】キングス-滋賀レイクスターズ(1/21)

キングス 84(22-20.23-13.20-27.19-21)81 滋賀
【スターティング5とマッチアップ】
#8翼(173cm) – #5小川伸也(183cm)
#9小菅(187cm) – #1岡田優(184cm)
#5マック(202cm) – #30ジョシュ・ペッパーズ(200cm)
#12パルマー(201cm) – #0レイ・ニクソン(203cm)
#50ジェフ(205cm) – #19ディオニシオ・ゴメス(203cm)
※スターターの平均身長:193.6cm – 194.6cm
【観戦記】
ケガ人の多いキングスにとって恵みのオールスターブレイクが明け、シーズン後半戦がスタートしました。
この顔合わせは昨年11月20日以来2ヶ月ぶりですが、その間に滋賀のチーム力は大幅にアップしていました。滋賀がシャッフルオフェンスをしてくることは前回の対戦でも知っていましたが、当時はジョシュ・ペッパーズらを中心に個人技で打開してくる時間帯のほうに脅威を感じていました。
それが今はフロアバランスが良くなっていますし、得点がうまくバラけていますし、速攻を許さないディフェンスの戻りの速さとピックアップも見事でした。また、1試合通しての緩急の付け方もうまいです。クォーター毎の得点経過を見ても分かるとおり、後半は滋賀のペースでした。
しかし、この2ヶ月の間にキングスも進化していました。
まず何より、オフェンス力が上がっているので見ていて面白いです。試合開始直後の得点経過を見ても、マックのカットイン→翼の3Pシュート→小菅のバスカン→パルマーのジャンプシュート→ジェフのダンクと、内外で的を絞らせないオフェンスを展開しています。滋賀のオーバーディフェンスのウラを取る動きにもしたたかさを感じました。
もちろん、持ち前のディフェンスは健在。こまめなメンバーチェンジに対してベンチメンバーの心の準備が出来ていることや、苦手と言われてきた第2Qでイニシアチブを取れていることもキングスの進化です。前回の対戦では滋賀のゾーンにやられましたが、その反省も活かされていました。
新加入のディリオン・スニードは相当コンディションが良いのではないでしょうか。途中出場でいきなりフェイドアウェイシュートを放ったかと思えば(外れましたが)、軽快なスピンムーブや速攻からのアリウープまで飛び出し、「そんな器用なこともできる選手だったのか…」と舌を巻きました。
滋賀には192cmの波多野和也がいるため、状況によってキングスのチビッ子ガード陣が彼にマッチアップすることになります。また、フロアを広く使ってスニードのところで平面のミスマッチを作ってきます。今日の試合ではフリースロー成功率が低く、滋賀に付け入る隙を与えてしまいました。
これらの課題をどうクリアしていくかが明日のゲームの見どころになります。プレイオフで対戦する可能性が高い相手だけに、もう一つ獲って沖縄に帰ってきて欲しいです。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • いつも試合レポート拝見させていただいています。
    オールスターブレイクはほんとに良いタイミングでありましたね。
    スニード選手は数字だけ見るとポルトガルリーグでも相当活躍してたみたいですしね!これはかなり期待できる!
    金城選手は出たのでしょうか?そろそろ彼のカットインが見たいです…。

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