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キングス-浜松・東三河フェニックス よもやま話

2月12日(日)のキングス-浜松戦をbjtvで見ましたが、友利健哉に要所で決められてしまいました。今まではベテラン大口にやられていたことを、健哉くんにやられてしまった感じ。でも、チャンピオンチームでプレータイムを勝ち取るということは、こういうことなんでしょうね。
健哉くんのbjリーグでのキャリアは波乱万丈で、優勝か最下位しか経験していないんです。具体的には以下のとおりです。
2007-08 琉球 最下位
2008-09 琉球 リーグ優勝
2009-10 富山 最下位
2010-11 浜松 リーグ優勝
2011-12 浜松 ???
苦労人ですよね。2009-10シーズンに僕は富山まで試合を観に行ったんですが、試合の翌日、沖縄の安里先生(中部工(美来工科)→前原)から電話を頂きました。要件は「健哉はどうでしたか?」。
安里先生ご自身も小橋川杯の期間中で多忙だったと思うのですが、遠く離れた教え子のことが気になっていたようです。だから今回のキングス戦での健哉くんの活躍には目を細めておられると思います。
浜松は2連覇中のディフェンディング・チャンピオンですが、このチームにディフェンディング(守ること、防衛すること)という言葉は似合わないと思いました。僕の好きな言葉に「現状維持は後退である」というのがあるんですが、昨シーズンまでの良い部分を継承しつつ、常に進化を求める姿勢はチャレンジャーそのものです。
バスケットは攻撃と防御が交互に訪れるスポーツですが、浜松は40分間攻撃をし続けている印象を受けました。良い形でオフェンスに入るためにディフェンスをしている、という感じで、防御においても攻撃的でアグレッシブです。その運動量を支えているのは、メンバーチェンジしても戦力が落ちない選手層の厚さ。加えて、プレイオフの頃には岡田慎吾が戻ってくるでしょうから、対戦相手にとっては脅威です。
だったらキングスも選手を増やせばいいじゃないか、と思いませんか?
思いますよね?
僕は思ったんです。
ベンチ入りできるメンバーはルール上15人まで許されていますが、キングスは毎年11人程度。もう2~3人いればチーム内の競争もより激しくなるでしょうし、試合中の選択肢も増えるはずです。
と、桶さんとむーさんに聞いたことがあるのですが、キングスが少人数であることに対する明確な答えが返ってきました。そんなこんなも踏まえたうえで、「訳あって少人数」でした。それを聞いた時に僕は100パーセント納得しました。
これはキングスの強さの秘訣にせまる部分だと思うのでネットに書くのはやめておきますが、少数精鋭のキングスに更なる化学反応が起きて、再び頂点に登りつめる姿を見届けようと思います。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 日曜日は残念でしたが次は頑張って行きます。
    応援したいです。土曜日は行きます。必勝です。
    友利選手は怖いですね。 さばにさんのブログを見ると私のブログを勉強しないといけないです。

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