キングス 74(16-21.19-11.22-24.17-30)86 福岡
【スターティング5とマッチアップ】
37並里成(172cm) – 8竹野明倫(173cm)
32山内盛久(173cm) – 1仲西淳(180cm)
9小菅直人(187cm) – 21加納督大(185cm)
5アンソニー・マクヘンリー(202cm) – 2レジー・ウォーレン(204cm)
33ジャーフロー・ラーカイ(203cm) – 4ジュリアス・アシュビー(205cm)
【観戦記】
福岡はペネトレイトでディフェンスを収縮させ、そこからの合わせで得点を重ねます。キングスのオールコートディフェンスに対するプレスダウンも上々で、昨日の敗戦から今日に向けてしっかりと準備をしていました。
第2Qのキングスは3-2ゾーン。速攻を出しやすい陣形を活かし、連続して速攻が出たところで福岡タイムアウト。タイムアウト明けの福岡は重量級フォワードがオフェンスリバウンドを連続して奪取。キングスがディフェンスをマンツーマンに変えても流れは変わらず、ジェフとラーカイを同時にコートに立たせてインサイドを強化します。
前半終わってスコアは35-32とキングス3点リード。互角の展開です。
今日もジョシュ・ペッパーズがDNPの福岡は、外国籍選手を3人で回します。アシュビーをベンチに下げると明らかに流れが悪くなるため、休ませることが出来ません。
対するキングスは第4Q開始早々にラーカイが立て続けにファウルを取られ、5ファウル。こちらも外国籍選手が3人になります。
ここまで全く当たりの来なかった3Pシュートが第4Qに入って決まり始め、一時キングスが突き放しにかかります。しかし、「これを決めれば乗れる」というチャンスでパスミスやトラベリングが出てしまい、福岡に逆転を許します。
第4Q残り1分10秒でキングス6点のビハインド。逆転可能な点差と残り時間でしたが、ファウルゲームに行くか否かの難しい選択を迫られました。
結果的に時間をきっちり使い切られた上で(フリースローの上手い)竹野にファウルせざるを得なくなり、2投を決められたところで勝負ありました。
この試合のMVPは30得点16リバウンドのジュリアス・アシュビーですが、ディフェンダーとしての起用に応え、ボールの出どころを抑えつつ重要な局面でシュートを決めた福岡#19徳永林太郎の活躍が光った試合でした。
福岡は浜松の連勝記録を15で止めただけでなく、キングスの連勝記録をも15で止めました。
キングスとしての幸運は、福岡との直接対決をまだ2つ残していること。
プレーオフ直前の4月に、直接叩く機会を残していること。
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