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【観戦記】琉球ゴールデンキングス×富山グラウジーズ(11/2)

キングス 91(28-14.18-22.22-19.23-14)69 富山 [BOX]
【スターティング5とマッチアップ】
#14岸本隆一(176cm) – #13前田悟(192cm)
#0石崎巧(188cm) – #11宇都直輝(191cm)
#24田代直希(188cm) – #6船生誠也(192cm)
#4デモン・ブルックス(202cm) – #0レオ・ライオンズ(207cm)
#45ジャック・クーリー(206cm) – #33ダニエル・オルトン(208cm)
【観戦記】
昨シーズンのキングスは、対戦相手にボール運びからドライブや3ポイントシュートまでこなすオールラウンドな外国籍選手がいる場合のマッチアップに苦戦していました。具体的には、ジュリアン・マブンガ(京都)やレオ・ライオンズ(富山)たちに対するマッチアップです。
本来はアイラ・ブラウンがマッチアップすべきなのでしょうが、怪我で不在の期間が長かったので、その間は古川孝敏が慣れない4番ポジションをやってしのいでいました。
しかし今オフ、アイラも古川も退団してしまい、#4デモン・ブルックスを獲得したというのが私の見立てです。アスリートタイプの、本職は3番であろう外国籍選手の獲得。
今節の対戦相手は、オールラウンドプレーヤー#0ライオンズを擁する富山です。キングスにとって、#4ブルックスの今後の活躍を占う試金石になると予想していましたが、26得点7リバウンド2アシスト1スティール1ブロックショット2ダンク、と大車輪の活躍でした。
今日の富山はマンツーマンとゾーンのチェンジングディフェンスでしたが、戦略的なチェンジングではなく、「マンツーマンではキングスのピックプレーを止められないから」という理由で使っているように見えました。
キングスは#2福田真生のシュートタッチが良く、3ポイントシュート成功率は60%(3/5)。富山からすれば「伏兵現る」だったと思いますが、ディフェンスが警戒し始めるとすかさず#3並里成は#2福田へのパスフェイクを巧みに使って自身のドライブを優位に進めていました。このあたりの駆け引きはさすが。
バックコート陣のサイズでは富山に分があるので、#11宇都がポストアップしてくることは十分に予見できました。さらに、#11宇都は自分よりも大きな#32満原優樹(198cm)に守られても果敢にインサイドアタックをしてファウルを誘っていました。こうしたメンタリティと個人スキルは大好きです。
ただ、チームとして見た時に、「ミスマッチが起きている時はコートを広く使う(外で勝負する)」ということをされたほうが、キングスとしては嫌だったと思います。1戦目はキングスが22点差で快勝しました。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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