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【所感】キングス-島根スサノオマジック(2/17)

キングス 54(10-15.13-24.11-21.20-10)70 島根
【スターティング5とマッチアップ】
37並里成(172cm) – 1山本エドワード(173cm)
32山内盛久(173cm) – 36仲摩匠平(185cm)
9小菅直人(187cm) – 55横尾達泰(185cm)
5アンソニー・マクヘンリー(202cm) – 3マイケル・パーカー(202cm)
50ジェフ・ニュートン(205cm) – 10ビー・ジェイ・パケット(207cm)
※スタメンの平均身長:187.8cm – 190.4cm
【観戦記】
スタメンは「勝ってるうちはいじらない」のが一般的かと思いますが、前日の試合に勝っている島根がスタメンを3人入れ替えてきました。
31籔内幸樹 → 1山本エドワード
21曳野康久 → 36仲摩匠平
4ジェラル・デービス → 10ビー・ジェイ・パケット
高さのある島根にハーフコートバスケットをされると分が悪いキングスは、序盤からトランジションゲームを仕掛けます。しかし、島根はディフェンスの戻りが速く、ボールマンに対して激しくプレッシャーをかけ、ターンオーバーを誘発します。
キングスのディフェンスはマンツーマン。ハイピックに対してはショウディフェンス、ローポストに対してはダブルチームでプレッシャーをかけ、序盤はディフェンス合戦となります。
試合が動いたのは第2Q。キングスは翼、盛久、洋介、マック、ウッドベリーのスモールラインナップをコートに送り込み、トランジションゲームを展開します。しかし、島根のディフェンスは集中しており、得点が伸びません。きっかけを掴みたいキングスはディフェンスを3-2ゾーンに変えますが、高確率の外角シュートで応戦され、逆に点差を広げられます。
後半はインサイドを固めた島根のディフェンスを崩すことが出来ず、ワンサイドゲームとなりました。この2連戦、キングスはちょっとドリブルが多すぎたかなと思いますが、裏を返せばドリブルを突かされたということでもあり、島根のディフェンスを褒めるべきかもしれません。
島根はデービスのシュートレンジが広がっていますし、207cmと高身長ながら3Pシュートも決めてくるパケット。体格のミスマッチを以前より上手に活かしていた波多野。山本、籔内、曳野らの台頭。コーチング以上にティーチングのうまさを実感させられた試合で、チーム力は昨シーズンに比べて格段に上がっていました。
さて、キングスは島根に対して今シーズン4連敗です。
「相性が悪い」といえばそれまでですが、僕はバスケットにおいて相性という言葉はあまり使いません。敗戦には必ず原因があり、原因がある以上、対策を打つことが出来ます。
幸いなことにキングスは島根との直接対決をあと2つ残しています。しっかりと準備して、次は異なる結果になることを期待しています。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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