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【観戦記】琉球キングス-群馬クレインサンダーズ(11/17)

キングス 88(21-22.20-11.21-13.26-19)65 群馬
【スターティング5とマッチアップ】
#14岸本隆一(176cm) – #5友利健哉(177cm)
#6金城茂之(183cm) – #13菅原洋介(186cm)
#8大宮宏正(197cm) – #10伊藤将伸(191cm)
#5アンソニー・マクヘンリー(202cm) – #32カルロス・ディクソン(201cm)
#54キブエ・トリム(209cm) – #33メルビン・イーライ(208cm)
【観戦記】
今年の八重山開催ゲームは、いきなり#8大宮のボースハンドダンクで幕開け。さらに今季初スタメンの#6金城がスティールから速攻レイアップを決めると、群馬はたまらずタイムアウトを取ります。
群馬のオフェンスはピック&ロール主体です。ピック&ロールでディフェンスを収縮させてからの合わせであったり、ロール&リプレース(※)をうまく使って得点を重ねていました。
※ロール&リプレース:ピック&ロールで、ドリブラーが移動したことにより生じた空きスペースに3人目の選手が移動すること。これにより、ピック&ロールに対するヘルプへ行きづらくさせる狙いがある。または、リプレースした選手にキックアウトしてシュートを打たせる。
群馬はキングスが誇る2人のスラッシャー、#5マクヘンリーと#2ドゥレイロン・バーンズをうまく封じ込め、第2Qのオフィシャルタイムアウトまでは29対29と接戦を演じます。
しかし、キングス#8大宮や#54トリムのインサイド陣が奮闘すると、次第にディフェンスの絞り込みができなくなり、徐々に均衡が崩れます。
最終的に88対65と点差は離れましたが、群馬のスカウティング能力の高さとピック&ロールから派生する攻撃バリエーションの多彩さは勉強になりました。細かなミスが重なり結果は伴っていませんが、戦術がチームに浸透してきた時、群馬は東地区の台風の目となる可能性を感じました。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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