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【観戦記】琉球キングス-群馬クレインサンダーズ(11/18)

キングス 74(18-27.9-8.26-19.21-17)71 群馬
【スターティング5とマッチアップ】
#14岸本隆一(176cm) – #5友利健哉(177cm)
#6金城茂之(183cm) – #13菅原洋介(186cm)
#8大宮宏正(197cm) – #10伊藤将伸(191cm)
#5アンソニー・マクヘンリー(202cm) – #32カルロス・ディクソン(201cm)
#54キブエ・トリム(209cm) – #33メルビン・イーライ(208cm)
【観戦記】
昨日の群馬はフィールドゴール成功率が低かったため、よりリングに近い位置でシュートを打とうという心理が働いたか、選手のポジション取りがインサイド寄りになりフロアバランスを悪くしていました。
その反省を踏まえてか、今日の群馬はホーン・オフェンス主体でフロアを広く使っていました。結果、各選手のドライブが活き、キングスのファウルを誘います。第1Qを終えて18対27と群馬が9点リード。#9マーカス・モリソンはこのクオーターだけで11得点を挙げます。
第2Qはディフェンス合戦となります。オフィシャルタイムアウト明けに群馬は1度だけゾーンを見せ、すぐさまマンツーマンに戻して揺さぶりをかけます。前半終わって27対35と引き続き群馬がリード。このクオーターだけを見れば9対8のロースコアです。
後半に入ると、キングスは相手のプレッシャーディフェンスを逆手にとり、素早いパス回しからフリーを作ります。それまで#14岸本にプレッシャーをかけ続けていた#13菅原が開始1分で立て続けにファウルを取られ、個人ファウル4つでベンチへ下がったのは群馬としては誤算か。
流れは徐々にキングスに傾き始めますが、それまで群馬のインサイドアタックを幾度となく跳ね返してきたゴール下の要・#54トリムが3つ目のファウルを犯すと、雲行きが怪しくなります。中盤以降は一進一退の攻防を繰り広げ、試合は最終盤へ。
エース#32ディクソンにボールを集める群馬に対し、ボールをシェアしてチーム力で追いすがるキングス。第4Q残り12.4秒、71対71の同点でボールは#14岸本に委ねられました。
群馬としては、ノーファールのシチュエーション。ボールマンへのチェックが甘いことを見越した#14岸本が左45度からブザービーターとなるスリーを沈め、74対71。熱戦に終止符を打ちました。
☆ ☆ ☆
群馬としては、ファウルで得たフリースローを活かしきれなかったことが悔やまれます(成功率は9/18の50%)。
対するキングスは、#54トリムがベンチへ下がると流れが悪くなることが気になります。来たるリーグ中盤戦~終盤戦へ向けて、テコ入れはあるのでしょうか。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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