キングス 89(22-10.21-21.26-10.20-28)69 奈良
【スターティング5とマッチアップ】
#14岸本隆一(176cm) – #1鈴木達也(169cm)
#6金城茂之(183cm) – #21山崎稜(182cm)
#9小菅直人(187cm) – #16笠原太志(188cm)
#5アンソニー・マクヘンリー(202cm) – #11チェハーレス・タプスコット(195cm)
#54キブエ・トリム(209cm) – #42マイケル・セントジョン(203cm)
【観戦記】
試合の序盤、スモールラインナップの奈良に対してキングスはドライブやポストアップでインサイドを攻め立てます。特に#6金城のシュートタッチが好調。流れを掴むと速攻も飛び出し、キングスがリードを広げます。
奈良は5メンアウトの布陣でコートを広く使いますが、ペイントエリアへの侵入手段が#1鈴木のドライブに偏り、またワイドオープンを作ってもフィニッシュのシュートがなかなか決まらず苦しい状況。
しかし、先にタイムアウトを取ったのはリードしているキングスの方でした。
奈良がディフェンスをマンツーマンから1-3-1ゾーンに変え、試合の流れが変わりかけた第1Q 4:26、キングスは早めのタイムアウトをとります。
今シーズンの伊佐勉ヘッドコーチはシーズン序盤から一貫して「石橋を叩いて渡る」どころか「石橋を叩き壊す」くらいの慎重さで試合を進めています。バスケットは流れのスポーツ。たとえ西地区10位のチーム相手でも、その姿勢は崩しません。
試合中盤以降は30点前後の点差で推移したため、その後は“プレーオフを見据えての戦いぶり”に観戦の焦点が移りました。
点取り屋#2ドゥレイロン・バーンズに厳しいディフェンスをされた時に、#54トリムとのピック&ロールや#5マクヘンリーの合わせで得点を重ねることができたのは頼もしいところ。
逆に、以前からちょいちょい試しているゾーンディフェンスが決して機能しているとはいえず、そこは気になるところです。
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