MENU

【観戦記】今シーズン初キングス


長きにわたる県外出張を終えて、沖縄に帰ってきています。11月7日(土)の対ライジング福岡戦で、ようやく今シーズンのキングス観戦デビューを果たすことができました。
しかし、“〆切のあるバスケ記事執筆依頼”を2つほど頂いているため、今はそちらを優先しています。
ブログの更新頻度が以前の状態に戻るのは、次節の対京都戦からになると思います。県外で食べた呑んだ「さばにの酒場放浪記(静岡編)」も、おそらく載ると思います。どうぞよろしくお願いします。
とはいえ、せっかくキングスの試合を観に行ったのだから、一言くらいは書いておかなくては。(^^;
まず、今シーズンのキングスは、5メンアウトの布陣から始まるモーションオフェンスをしていると思います。これは今シーズンのメンバー構成や昨シーズンの反省を踏まえた上で、とても有効だと思いました。
今オフ、キングスは並里成を移籍で失いました。そして、その穴を埋める補強をしていません。現在キングスに在籍しているポイントガードは二人で、その二人ともゲームコントローラーというよりはポイントゲッタータイプの選手です。更に、二人のうち一人は高卒ルーキーです。
ゆえに、ポイントガードがかっちりとゲームメイクをするチーム作りをするのは難しいと考えます。それであれば、“コート上の全選手が約束事の上で動き、考え、ゲームメイクをするモーションオフェンス”は有効だと感じました。
5メンアウトの布陣から始まる、というところもなるほど納得で、今シーズンのキングスにはビッグマンがいませんから、インサイドにスペースを作るためには必然的にこうなるだろうなと思います。
僕が最もワクワクドキドキしているのは、“常に速攻を狙う姿勢を貫いていること”です。
ここ数年のキングスのトランジションは遅く、それが課題の一つだったので、今シーズンのキングスのバスケットは観ていて純粋に楽しいです。個人的には“シゲが好調”なことも本当にうれしい!
逆に課題は、“モーション時の動きが素直すぎること”だと感じました。
今シーズンのキングスのモットーは“人とボールが動き続けること”とのことですが、その動きが素直すぎると感じたのです。
これは僕の持論ですが、モーションオフェンスの鍵は止まっている時間にあると考えています。
たとえば、トップスピードで走っている状態からゼロストップしたら、ディフェンスにとってそれはフェイクになります。
逆に、ゼロの状態からトップスピードに移行したら、それもフェイクになります。
もっと言うと、ゼロの状態から反対方向にフェイクを入れた上でトップスピードに移行したなら、これはディフェンスにとって本当にやっかいです。
今のキングスにはそういう“いやらしい動き”が無いなと感じました。
次の課題は、ボールマンがリングを見ずにパスコースを探している時間帯があることです。
今シーズンのキングスのモットーは“人とボールが動き続けること”とのことですが、ボールマンが最初に狙うべきはモーションをすることでもパスをすることでもなく、シュートです。その優先順位を見誤っている時間帯は、たいてい流れが悪い時間帯です。
最後に、ペイントエリアへ侵入する手立てが少ないこと。これは昨シーズンから継続している課題と感じました。
今のままでもキングスはbjリーグの上位へ行くと思います。
ただ、優勝を狙うのであれば、こうした課題をクリアする必要があると感じました。
たった一試合観ただけで偉そうなこと言ってますが。(^^;
一試合観ただけのさばにの所感でした。

よろしければシェアしてください!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

目次