キングス 62(15-17.13-14.20-19.14-19)69 名古屋D [BOX]
【スターティング5とマッチアップ】
#14岸本隆一(176cm) – #21笹山貴哉(180cm)
#13津山尚大(180cm) – #9安藤周人(189cm)
#31喜多川修平(185cm) – #6船生誠也(190cm)
#8大宮宏正(197cm) – #8張本天傑(197cm)
#34ラモント・ハミルトン(208cm)1 – #24ジャスティン・バーレル(204cm)
※オンザコートは両チームとも1-2-1-2。
【観戦記】
西地区3位のキングスが敗れたものの、同日の試合で2位大阪も敗れたため、チャンピオンシップ出場に向けて首の皮一枚つながりました。
また、キングスが掲げる“ボールと人が動き続けるオフェンス”は、「こういうディフェンスをされるとその機能を失う」ということを露呈した試合でもありました。
9日間で5試合を戦う過密日程の中で、名古屋Dはこれまでの直接対決の経験を踏まえ、キングス戦に向けて周到な準備をしていました。これまでの対戦との違いは大きく2つあったと思います。
【名古屋Dの変化?】オフボールでのディナイとバンプの徹底
これまでの対戦で、名古屋Dはキングスに対してスイッチングのマンツーマンを使うこともありました。しかし、キングスは相手のスイッチとそれに伴うズレを大好物にしているため、名古屋Dはディフェンスの仕方を変えてきました。
違いが最も顕著に表れたのは、オフボールでのディナイとバンプの徹底でした。これにより、キングスは人の動きが封じられました。人の動きが停滞することでボールの動きも停滞し、キングスの最大の武器であるオフェンスの連動性が封じられました。
【名古屋Dの変化?】ドライブ主体のオフェンス
これまでの対戦で、名古屋Dは外角シュートをシャットアウトされてきました。また、日本人選手の高さのミスマッチを突いてポストアップをすることもありましたが、キングスディフェンスにうまく守られてきました。
そこで、今日の名古屋Dはフロアを広く使い、ピック&ロールやドライブ主体で攻撃を組み立てていました。外からリングに飛び込んでいくプレーで相手にインサイドを意識させ、その上で外角シュートを織り交ぜていくことでリズムを掴みました。
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キングスは、第1Qだけでベンチ入り全選手を投入して総力戦で臨みましたが、わずかに届きませんでした。
レギュラーシーズン最終戦、対大阪戦の見どころは別途書きます。
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