いよいよ2日後に迫ったbjリーグFINAL4。ウェスタン・カンファレンスのファイナルとなるキングス-大阪戦の見どころをまとめます。
まず、大阪は今まで4シーズンに渡り、有明では一度も負けたことがありません。対するキングスは、有明で一度も勝ったことがありません。この記録は永遠に続くものではなく、いつかは止まるものなので、まず苦手意識を持たないこと。(これはファンにも言えること)
有明コロシアムは1万人収容の非常に大きな会場ですが、広い会場ではシュート感覚を掴みにくいとはよく言われることなので、できれば早い段階でアジャストして欲しいところです。
3月29日のエントリーで『フリースローによる得点は1試合の合計得点の1/4だが、勝利チームの最後の1分間の得点の2/3はフリースローが占める。』ということを書きましたが、大阪はフリースロー成功率がリーグNo.1のチームですから、プレイオフのような大一番ではこの武器が今まで以上に力を発揮することでしょう。ただ、大阪は実戦が2週間空いたので、それがどう影響するか。
キングス対大阪の直接対決のスタッツを見ていたところ、大阪側の数値に興味深い点をいくつか見つけました。[カッコ]内にレギュラーシーズン平均を記し、比較します。
(1)大阪のキングス戦での2P%は43.3%。[レギュラーシーズン平均は48.4% (-5.1)]
(2)3P%は30.1%。[34.7% (-4.6)]
(3)1試合のアシスト数は9.9。[15.1 (-5.2)]
(4)1試合のチームファウル数は22.4。[16.4 (+6.0)]
この数字を見る限り、キングスのディフェンスがよく機能していることが分かります。また、リン・ワシントンは直接対決の8試合中4試合でファウルアウトしています。
今シーズンのキングスと大阪の対戦成績はキングスの6勝2敗ですが、敗れた2試合は共に得点を60点台に抑えられています。勝った試合は80点台後半から90点台前半を奪っています。
キングスとしては、いつも通り激しく守って走るトランジションゲームに持ち込みたいところ。キングスはターンオーバー数がリーグワースト2位ですが、テンポを早くすればターンオーバーが増えるのはある程度仕方のないこと。ミスを恐れず、積極的にブレイクを狙って沖縄らしいアップテンポなバスケットを展開して欲しいです。
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