福岡第一 82-80 延岡学園 [BOXスコア(PDF)]
インターハイ決勝をNHK教育で見ました。福岡第一vs延岡学園の顔合わせはつい先日沖縄で開催された九州大会決勝の再現。あの時は第一のワンサイドゲームでしたが、延学がどのように修正してくるかが見どころでした。
今は昔の九州大会決勝戦、延学のディフェンスは3-2ゾーンでしたが、第一は素早いパス回しやビラのポストプレーで攻略し、1ピリでいきなり10点差をつけて勢いに乗りました。
よって、インターハイでは出だしのディフェンスを変えてくるかもしれないと予想していましたが、入りは同じ3-2ゾーン。下が永吉とプイ、トップが川元、サイドに横瀬と長谷場という配置も一緒です。
対する第一はマンツーマン。マッチアップは長谷場に本間、横瀬に和田、川元に玉井、永吉に園、プイにビラで、こちらも九州大会と一緒です。
九州大会ではシュートタッチが悪く、決勝ではわずか5得点に留まった延学の川元ですが、インターハイ決勝は好調で29点の荒稼ぎ。スリーも打てる198cmの永吉がポストプレーからのインサイドアウトやリバウンドでゴール下を固め、九州大会に比べて内外のバランスが良かったことがクロスゲームに持ち込んだ最大の要因ではないかと思います。
最終的に勝敗を分けたのは、フリースロー成功率の差。
第一の91.7%(11/12)に対し、延学は58.8%(10/17)。昨年のインターハイ決勝ではフリースローに泣いた第一が、今年はフリースローで勝利をたぐり寄せました。
第一は5年ぶり2度目の優勝。初優勝した5年前も、九州大会は沖縄開催でした。
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