[キングス富山遠征で見たこと、感じたこと ~ 第3話]
北陸3日目の日曜日。今日はキングス-富山グラウジーズのGAME2が行われる。
朝起きて身支度をしていたら、美来工科の安里幸男先生から電話がかかってきた。ご存知、友利健哉の高校時代の指導者だ。『昨日の健哉はどうでしたか?』という質問を頂いたので、勝負どころでスリーポイントを決めて勝利に貢献していたとありのままをお答えした。今日は小橋川杯の最終日で、美来工科は小禄や興南といった強豪チームと対戦することになっている。つきなみな言葉だけど『頑張って下さい』とお伝えして電話を切った。
試合前は4母さんの案内で海王丸を見に行った。海王丸は射水市内に係留されている優美な帆船だ。ここへ向かう途中、4母さんの車の後ろをずっと付いていったんだけど、いつの間にか違う人の車に付いていってしまい、見知らぬ民家の駐車場まで行ってやっとはぐれたことに気づいた。何やってんだ俺。
昼食は8番らーめん。僕の周りでは富山ブラックよりもこっちの店のほうが評判がいい。北陸に来てから魚ばかり食べていたおかげで体内海鮮度がピークに達していたので、野菜の甘みとあっさり塩味スープで味覚がリセットされた気分。なお、店名は国道8号線にちなんでいるそうで、ナルトにも『8』の紋章が入っている。
沖縄の試合会場は子供が多いけど、富山は大人のお客さんが多い印象。写真はワンコインシートから見た眺望だけど、これで500円だったら相当お得だと思う。
富山の会場で、『ブログ見ているよ』とお声掛け下さった方が多くて驚いた。中には『(さばにが)実在するんだ…』と驚いている方もいらしたけど、きっとあの方の中で僕は空想上の生き物ってことになってたんだろうな。読んで下さる方あってのKings Hysteria、いつもありがとうございます。
この他、NHKのTV番組に出ていたグラウジーズ・スタッフの志村豊さんともお話しが出来たし、去年はご挨拶できなかったボランティア・スタッフのラッシーさんやグラ選手寮の寮母さんともご挨拶させて頂いた。キングス1stシーズンのホーム富山戦@名護にいらしていたrinさんたちとも再会できたし、埼玉のAyumiさんも久しぶり。黒田祐さんはお父さんもかっこよかった。
キングスの試合会場では、試合が終わったらすみやかに撤収しなくちゃいけないけど、富山では『まだ時間があるのでゆっくりしていって下さい』と言われた。グラの選手たちも試合後のサービス精神が旺盛で、寒いなか出待ちしなくても健哉くんからサインをもらうことが出来た。会場の都合もあるだろうし、球団それぞれの考え方もあるから一概にどちらがいいとは言えないけど、富山の会場はとても居心地が良かった。
グラHCのCJは、基本的な戦術は共通理解として叩き込むけど最終的なシュートセレクションは選手にまかせる人だと聞いている。多くの選手にプレイタイムを与えているし、特に若手選手にとっては素晴らしい環境じゃないかと思う。グラは育てる球団だけど、それが口先だけではないことを実際に富山に来て肌で感じることが出来た。
ただ一つ、日本人選手がオープンになっているにも関わらず、パスを出さない外国人選手がいたことが残念だった。
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