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【観戦記】琉球ゴールデンキングス×アルバルク東京(11/2)

キングス 67(26-10.15-17.14-12.12-14)53 A東京 [BOX]
【スターティング5とマッチアップ】
#3並里成(172cm) – #3安藤誓哉(181cm)
#24田代直希(188cm) – #13菊地祥平(191cm)
#51古川孝敏(190cm) – #24田中大貴(192cm)
#33アイラ・ブラウン(193cm) – #15竹内譲次(207cm)
#40ジョシュ・スコット(209cm) – #53アレックス・カーク(211cm)
【観戦記】
昨シーズンの優勝チームであるA東京と、今シーズン初の顔合わせ。優勝を目指すキングスとしては倒さなくてはならない相手であり、選手の気迫も違っていました。
お互いにディフェンスが持ち味で、ピック&ロールを多用するチーム同士の対戦となりましたが、キングスは明確に“ドライブ警戒”のディフェンスをしていました。
A東京のオンボールスクリーンに対して、キングスはスクリーナーのディフェンスがリング下を守るポジション取りをしており、ボールマンのドライブと、スクリーナーの飛び込みを警戒していました。スクリーナーのディフェンスが引いて守っている分、ボールマンディフェンスは積極的にファイトオーバー。このバランスがうまくハマっていたように思います。
また、キングスはマンツーマンとゾーンをチェンジングで用いていましたが、ゾーンもまたドライブをしづらいディフェンスであり、A東京は外でボールを回す時間帯が長くなりました。
A東京も#3並里のドライブを警戒していたものの、並里は相手の準備の上を行くテクニックでディフェンスを翻弄し、インサイドアウトのパスから#33アイラや#12ジェフ・エアーズが外角シュートを沈め、ディフェンスに的を絞らせませんでした。
#3並里が好調だけに、替え時が難しかったですが、ベンチスタートの#14岸本隆一や#1橋本竜馬がそれぞれの持ち味を発揮したことも勝因の一つだと思います。
佐々宜央ヘッドコーチ体制が2シーズン目に入り、ディフェンスの土台があること。そこに#3並里と#1橋本が加わり、二人ともディフェンスのうまい選手なので、チームにプラスアルファをもたらしている印象です。キングスは伝統的に“良い子”が多いチームなのですが、#3並里の個の突破力や、#1橋本の感情をあらわにするプレースタイルは、キングスの伝統を良い意味でぶっ壊していると思います。
キングスは、211cmの#53カークに対してダブルチームをしていたので、インサイドでボールを持たせて基点にするという手もあったと思うのですが、今日のA東京はそれをしませんでした。なぜなのかを考えながら見ていましたが、結論は出ませんでした。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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