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美ら島沖縄総体を振り返って

昨日8月25日は月刊バスケットボールとバスケットボール・マガジンの発売日でした。ともに美ら島沖縄総体の特集が掲載されているようなので、どの試合・どの選手がピックアップされているか楽しみです。沖縄は本土に比べて店頭に並ぶのが5日ほど遅いので、書店に陳列されるのは30日ごろかな。首長竜のようになって待ちます(笑)
大会を振り返って、僕が特に印象に残っている試合を3つピックアップします。
◆男子準々決勝:八王子-新潟商
新潟は県外の高校に進学する選手が多く、そのうえ(少なくとも今年の新潟商は)ズバ抜けて身長の高い選手がいるわけではありませんから、沖縄と境遇がとてもよく似ています。
その状況下でベスト8に進出し、優勝校・八王子をあわやというところまで追い詰めたところに心打たれましたし、学ぶべき点のたいへん多いチームでした。やはり高さの無いチームに必要なのはディフェンスとスピード、そして「シュート成功率」だということを痛感。
映像があれば何度でも見たい試合です。
◆男子2回戦:藤枝明誠-尽誠学園
下位の回戦のため、この試合はバスケ雑誌では紹介されないかもしれません。しかも隣のコートでは洛南が初戦で敗れるという波乱があったため、会場の観客も隣のコートを観ていた方が多かったように思います。なので、この試合で起きたことを少し詳しく書きます。
2回戦はシード校・藤枝明誠にとっては初戦。対する尽誠学園は1回戦を勝ち上がっており、「波乱が起きるのってこういう試合だったりするよね」と思っていたら本当に凄い試合になりました。
4ピリ開始時点で藤枝は20点のビハインドを背負っていました。そのうえスターターのガードが4ファウル、残されたタイムアウトはわずか1回と絶体絶命のピンチ。藤枝は2-2-1プレスを交えてゲームのテンポを上げようとしますが、尽誠は徹底してディレイド。両者の思惑が交錯する一進一退の攻防が続きます。
ここで西塚監督はベンチメンバーを大胆に起用すると、選手が期待に応えてスリーポイントシュートを立て続けに沈め、流れは一気に藤枝へ。辛抱強くディレイゲームを続けてきた尽誠でしたが、4ピリ終了間際に追いつかれ、オーバータイムの末に力尽きました。
西塚監督の采配の妙を見ましたし、敗れた尽誠も素晴らしいチームでした。
◆男子準決勝:明成-京北
今大会のベストゲームだと思います。バスケ雑誌でも大きく採り上げられるでしょうから、記事を見ながらゆっくりと振り返りたいと思います。
【ダイジェスト放送予定】
インターハイのダイジェスト番組が続々と放送される模様です。
・8/28(土) 10:00~11:00 JsportsESPN 燃えよ体育会系高校生!2010美ら島沖縄総体 ハイライト
・8/28(土) 14:55~15:50 QAB 青天届く君の風~美ら島沖縄総体2010ダイジェスト~
・8/29(日) 16:54~17:25 OTV インハイch!~美ら島総体総集編~
・9/01(水) 19:00~19:55 RBC 夏に輝く 美ら島総体2010
放送予定は変更の可能性がありますので、TV局のサイト等でご確認下さい。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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