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【観戦記】琉球ゴールデンキングス×京都ハンナリーズ(3/27)

キングス 69(23-19.17-17.13-16.16-15)67 京都 [BOX]
【スターティング5とマッチアップ】
#3並里成(172cm) – #91片岡大晴(184cm)
#24田代直希(188cm) – #7晴山ケビン(191cm)
#51古川孝敏(190cm) – #12岡田優介(185cm)
#33アイラ・ブラウン(193cm) – #32ジュリアン・マブンガ(203cm)
#22スコット・モリソン(211cm) – #50デイヴィッド・サイモン(204cm)
【観戦記】
キングスはスクリーンを多用するチームですが、#22モリソンがハイピックをしてエルボーのあたりでボールをもらっても、即シュートを打つことはできません。そこは彼のシュートレンジではないからです。かといって、エルボーからドリブルで京都の外国籍選手を抜いていくようなタイプでもありません。
そこが#12ジェフ・エアーズや#44ケビン・ジョーンズ、ジョシュ・スコット、アマンゼ・エゲケゼとは異なるところで、キングスとしては#22モリソンをいかにしてオフボールでペイントエリア内に侵入させ、彼のシュートレンジでボールを持たせるかが鍵でした。
それを試合残り時間8秒で#3並里がやってのけ、勝ち越しのブザービーターにつなげました。
おそらく京都は、残り5秒か4秒のところで#3並里に対してファウルをし、プレーを切りたかったと思います。第3Q残り5秒の場面でも#14岸本隆一に対して#33内海慎吾がファウルをしてプレーを切っていますが、同じことを第4Qのラストでも狙っていたのではないでしょうか。
しかし、#3並里はそれを読んでいました。マッチアップの#91片岡がファウルをできないように、間合いを開けてドリブルを仕掛けました。で、相手のセンターをヘルプに来させて、空いたインサイドに#22モリソンが飛び込んだところにパス。ゴール下のブザービーターへと結びつけました。
#22モリソンは、パスを受けてからシュートを打つまでの間に一度ボールを腰の高さまで降ろしており、そのタイミングを見計らって京都の#7晴山がスティールを狙っています。これは本当にスティールされなくてよかったですし、万が一、ファウルになってフリースロー2ショットとなっていたら、今日のモリソンのフリースロー成功率(50%)では決まったかどうか。
最後の場面、素晴らしかったのはブザービーターでシュートを決め、相手に反撃する時間を与えなかったこと。課題としては、身長211cmのモリソンはパスを受けた後、ボールを首より下に降ろさないほうが良かったことです。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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