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【所感】キングス-大分ヒートデビルズ(12/24)

キングス 83(20-21.21-21.14-16.28-22)80 大分
【スターティング5とマッチアップ】
#8翼(173cm) – #1三友康平(178cm)
#9小菅(187cm) – #2澤岻直人(182cm)
#5マック(202cm) – #4ザック・アトキンソン(206cm)
#12パルマー(201cm) – #33マット・ロティック(193cm)
#50ジェフ(205cm) – #34ティ・ジェイ・カミングス(208cm)
【観戦記】
19チームで覇権を争うbjリーグも中盤戦に差し掛かり、この大分戦からはいよいよ2巡目。過去の直接対決の内容を踏まえて対策を練ることが出来るため、各チームの分析力・対応力が今後の見どころとなります。
しかしながら、キングスはオコーサの退団に加えてラーカイやシゲが欠場。対する大分もウェンデル・ホワイトがベンチスタートと、お互いに万全ではない中での対戦となりました。
立ち上がりのディフェンスは両チームマンツーマン。キングスは193cmのロティックにマッチアップされたパルマーが高さのミスマッチを突き得点を重ねますが、大分は澤岻のアウトサイドシュートとカミングスのインサイドが好調。キングスはディフェンスをゾーンに変えますが、これは208cmの長身ながら機動力もあるカミングスのカットインを封じることが目的だったと予想します。
第2Q残り5:13、大分がマイボールで60秒タイムアウトを取ります。あと13秒でオフィシャル・タイムアウトに突入するというタイミングであえてタイムアウトを取ったのは、このオフェンスを気持ちよく終えて2Q後半に入りたいという狙いがあったはず。しかしシュートは外れ、アーリーオフェンスからパルマーの3Pシュートが決まってオフィシャル・タイムアウトに突入したのは、キングスベンチからしてみれば“してやったり”だったはず。
後半も一進一退の展開が続きますが、インサイドの核を欠いたキングスは苦戦を強いられます。
インサイドで押し込めない。ボールの出どころを抑えられず速攻を許す。外国人選手が3人、ベンチ入り9人のためファウルができない。スタミナ配分を考えざるを得ない等々…。
コーチ陣からすれば「もうこれ以上の故障者は出せない」というリスクとの戦いでもあったと思いますが、ぶっちぎって勝つことはできないながらも、勝負どころでディフェンスのギアを上げて逃げ切るという形で勝利を収めました。
今日の試合に関しては、パルマーにトリプルチームを仕掛けられるくらいオフェンス・オプションの的を絞られていたので、明日は今日以上の総力戦になると予想します。個人的には、吉超の奮起に期待します!
なお、キングスのフリースロー成功率は67.6%(23/34)でした。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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