キングス 81(20-12.23-16.15-16.23-19)63 島根
大味な試合でした。キングスはファンブルが多く、スニードの「時間差ダンク」という珍しいプレーも飛び出すほど。(第3Q 3:30)
しかし、日本人選手のディフェンスに対する意識の向上には目を見張るものがありました。それはスティールやダイビングルーズボールといった派手なプレーだけでなく、相手がドリブルを止めた時のクローズアウトとか、細かなところで気迫を感じました。あれは技術的なことよりも「動機付け」なんでしょうね。
僕はキングスファンである前にバスケファンなので、島根との対戦ではジェリコ・パブリセビッチHC(元男子日本代表HC)の采配を見ることを楽しみにしています。
しかし、追う展開にも関わらず、後半に取ったタイムアウトは1回だけ。90秒間のオフィシャルタイムアウトでも実際に指示を与えていたのは20秒ほどで、残った時間は選手同士のコミュニケーションに充てていました。
時間と点差を考えれば、第4Qは上から当たるとか、トラップを仕掛けるという選択肢もあったはず。しかし、今日の試合に関しては淡々と時間が流れていきました。
もし僕が試合後のHCインタビューの場に居られる立場なら、キングスの桶谷HCよりもむしろ島根のジェリコHCに訊きたいことの多い試合でした。
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